知的な発達に遅れは無いが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力の特定の分野で習得の困難を示すものです。原因として中枢神経系の何らかの障害が挙げられますが、視覚・聴覚障害や環境的な要因が直接原因になっているものではありません。
LD(学習障害)とは中枢神経系の機能障害に基づく、非常に多様な症状を表す複雑な状態像を指します。10年ほど前から特に教育界で使われ始めてから広まってきました。軽い障害のため、健常者との違和感が無く、教育成果も同じように期待できる反面、部分的にできにくいことや遅いことが残るため、仲間にも入れてもらえず、重度・中度の知的障害者のように理解されていないために社会的な援助を受けることもできにくいのが現状です。自分の子どもに限って障害なんて無いと思うのではなく、いち早く気付いてあげて対処していくことが大切です。